他に考えられる事としまして…・
水槽内にたくさん残った薬の成分を、麦飯石の超微粒子が一生懸命とりのぞいているため、それがなくなるまで麦飯石のにごりはとれません。このような場合は、もぅ一度水換えをしていただき、その後に規定量の3〜5倍の麦飯石溶液をご使用下さい。
ろか槽によごれが詰まり、逆にそのよごれが水槽内にどんどん流れだすと、麦飯石の超微粒子はそのよごれを吸着しようと働きつづけ、いつまでたっても白にごりがとれない状態におちいる事があります。一度、ろか槽を確認してみて下さい。
※水が汚れているからといって、ろか材等を一気に交換するのはやめて下さい。 一気に交換しますと水槽内の生物ろ過バランスが崩れ、逆ににごりがひどくなる可能性があります。
底にはエサの食べ残しやフンがたまりやすく、メンテナンスが必要な場合もあります。ただし、底砂の中にもバクテリアが定着しており、洗う事により多少バクテリアも流出します。また底をいじるため、細かい砂が水中に舞い上がり、底に落ち着くまで時間がかかります。そのため、いつもより白にごりがとれない可能性があります。
※底砂を洗う時は、必ず飼育水で洗って下さい。水道水で洗うと、底砂にいるバクテリアが死んでしまいます。
バクテリアは自然に空気中から水槽に入りますが、早く水槽を立ち上げる場合に、市販のバクテリア剤を使用するのは有効です。ただ、入れた分だけ全部働くわけではありません。バクテリアは、ろ材や底砂などにうまく棲み着けなければ死んでしまい、逆に白にごりの原因になってしまいます。また、水槽内に繁殖できるバクテリアの数には限度があります。水中のバクテリアは自分達で数を増減して調節します。水質が安定している状態の水槽にバクテリア剤を入れて人工的に増やしても棲み着く場所がなく、死んでしまいます。結果、白にごりが起きる可能性が高くなってしまいます。