併用自体には何の問題もございません。水槽水の中に添加された麦飯石溶液は、いったん水槽水の中に広がって効果を発揮します。そして最終的には、活性炭の微細な穴の中に吸着されていくことになります。しかし活性炭の中に入り込んでからも、活性炭の中には水槽水が侵入し続けるわけです。麦飯石溶液は、活性炭の中に侵入してくる水槽水に対しても相変わらず働きつづけることができます。
一般的に活性炭は 吸着材として使用します。つまり以下の3つです。 (1)バクテリアが繁殖できていない水槽立ち上げ時。 (2)病気になったときに使用した薬品を取り除きたい時。 (3)流木などから溶出する色を取り除きたい時。 このどのケースにおいても、麦飯石溶液との併用は非常に効果的です。
しかし活性炭は1〜2週間での定期的な交換を必ずしなければなりません。 でなければ逆効果であることを覚えておいてください。というのは、活性炭の短所として吸着面がいっぱいになると、今度は逆に吸着したものを水中に放出してしまいます。それまで調子が良かったのに急に調子が崩れだしたというお客様のなかには活性炭を長期入れっぱなしの方も少なくありません。つまり活性炭とは、使用期限が来たら必ず取り出さなければ逆効果になる商品です。
この場合、せっかくの麦飯石溶液の効果が逆に失われてしまうこともあります。 麦飯石溶液と活性炭を併用する場合には、以下のポイントを守ってください。 (1)使用期限が切れた活性炭との同時使用は避ける。古い活性炭を捨ててから麦飯石溶液を使用する。 (2)常に新しい活性炭と同時に使用する。 (3)活性炭は、必ず期限どおりに交換する。