＜シルバーアロワナ＞
南米大陸アマゾン河の上流〜下流にかけて広く生息しています。野生で１２０ｃｍ、水槽内でも８０ｃｍほどに成長しますので、成魚になれば横幅１５０〜１８０ｃｍ、奥行６０〜７５ｃｍ、深さ６０ｃｍほどの水槽が必要になってきます。比較的温厚な性格ですので、充分に大きな水槽さえあれば、他の大型魚との混泳も可能です。生息地の総硬度(ＧＨ)は５。炭酸塩硬度(ＫＨ)は６。ＰＨは変動し、乾季には６．０まで下がり、雨季には７．５まで上がります。水温も変動し、乾季には２９度まで上がり、雨季には２３度まで下がります。

＜ブラックアロワナ＞
南米大陸アマゾン河支流のネグロ川に生息しています。野生で１００ｃｍ、水槽内でも７０ｃｍほどに成長しますので、成魚になれば横幅９０〜１２０ｃｍ、奥行・深さ共に４５〜６０ｃｍほどの水槽が必要になってきます。大きな体のわりに、繊細で臆病な性格ですので混泳は避けたほうが無難です。生息地の総硬度(ＧＨ)は６。炭酸塩硬度(ＫＨ)は５。ＰＨは変動し、乾季には５．０まで下がり、雨季には７．５まで上がります。水温も変動し、乾季には２８度まで上がり、雨季には２３度まで下がります。

＜ノーザンバラムンディー＞
オーストラリア北部と、パプアニューギニア島の各地に生息しています。野生で７０ｃｍ、水槽内でも５０ｃｍほどに成長します。
他のアロワナと比較して小型ですが、成魚になれば最低でも横幅９０ｃｍ、奥行４５〜６０ｃｍ、深さ４５ｃｍほどの水槽が必要になってきます。
小型ですが動きはすばやく、非常に気が荒い性格ですので、単独での飼育をお奨めします。生息地の総硬度(ＧＨ)は６。
炭酸塩硬度(ＫＨ)は５。ＰＨは変動し、乾季には６．０まで下がり、雨季には７．５まで上がります。水温も変動し、乾季には２９度まで上がり、雨季には２４度まで下がります。

＜アジアアロワナ＞
マレー半島やインドネシアなどの東南アジア各地に生息しています。野生で１００ｃｍ、水槽内でも７０ｃｍほどに成長します。
他のアロワナと比較して体高・体幅が特に大きいため、成魚になれば横幅１２０〜１５０ｃｍ、奥行４５〜９０ｃｍ、深さ４５〜６０ｃｍほどの水槽が必要になってきます。比較的温厚な性格ですが、通常は単独で飼育されます。生息地の総硬度(ＧＨ)は６。
炭酸塩硬度(ＫＨ)は５。ＰＨは変動し、乾季には６．５まで下がり、雨季には８．５まで上がります。水温も変動し、乾季には３７度まで上がり、雨季には２３度まで下がります。

＜ワシントン条約＞
ワシントン条約とは、絶滅の恐れがある野生の動植物を保護するために、種ごとの国際間取引を規制している条約です。
保護レベルの違う「附属書I II III」で動植物を区分しています。「附属書I」には、国際間取引によって絶滅の恐れが生じる種。
「附属書II」には、国際間取引を規制しないと今後に絶滅の恐れが生じるであろう種。「附属書III」には、各国が自国内での保護のために他国の協力を得て国際間取引を規制したいと考える種が区分されています。
野生のアジアアロワナは絶滅の恐れがあり、以前はワシントン条約の附属書Iに指定されていましたが、現在は附属書IIの扱いになり、登録証としてのマイクロチップを埋めこんだ養殖魚のみが輸出され、飼育できるようになっています。